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新規就農者確保に貢献 週末ファーマー体験講座

2018.05.02

 当JAが4年前から、福島市の委託を受けて実施する「週末ファーマー体験講座」が4月28日から始まりました。これまでの講座修了者は、3人が新規就農し、6人が直売所出荷会員になっている他、出荷はしなくても、新たに市民農園を借りて家庭菜園を楽しむ修了者も多く、地域の農業振興に着実に貢献しています。今年は5人が受講していて、12月末までの8カ月間、毎週土曜日に実地研修に参加し、農業の基礎的な技術習得を目指します。
 同講座は福島市の新規就農者数の増加を目的に、平成27年から始まりました。昨年度までに22人が受講し、修了者の半分以上が規模の大小関わらず農業に関わっています。
 同講座には長期的な実地研修により、心構えを含めた実践的な技術が身に着けられる特徴があり、また、いつでも情報交換できる横のつながりがうまれるなど、新規就農時の不安軽減にもつながっています。今年度はこれまでの受講者からの意見を反映させ、JA管内の農家の視察や受講者専用の圃場の設置など新しい試みもあります。
 4月26日に吾妻営農センターで開いた開講式では、今年度の受講者5人が受講の経緯を説明し、「夫婦で農家レストランを開く」「子どもと一緒に農業をやる」などの目標を述べました。また、28日の実地研修初日には、㈱新ふくしまファームの畑でホウレンソウとスナップエンドウの収穫を体験しました。
 今年度の新規就農を目指す菊地誠さんは「中学生の息子に『農家になりたい』と言われたのがきっかけで、脱サラして農業に挑戦しようと思った。キュウリやホウレンソウを栽培して、息子の道すじを作りたい」と気合十分です。
 同講座では、毎週土曜日の実地研修以外に、5月26日と7月7日に座学の講習も予定しています。

 

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