福島市飯坂町湯野の果樹農家の大宮篤司さん・紀子さん夫妻が平成２９年度福島市農業賞を受賞し、３日、受賞祝賀会が摺上亭大鳥で開かれました。関係者や親族など１３５人が出席し、大宮さん夫妻と一緒に受賞の喜びを分かち合いました。
　昭和５９年に就農した大宮さんは、早くから優良系統・優良品種を導入した果樹経営を行ってきました。特にりんごは平成２５年と２９年に福島県りんご着色系ふじ品評会で県知事賞を受賞。また、福島市農業委員会会長職務代理として、日々、担い手や農地の問題に向き合っています。さらに、同賞の第１回目の受賞者がお父さんの勝博さんであり、今回は史上初の２代にわたる受賞となりました。
　祝賀会では来賓を代表して、福島市の木幡浩市長や同市農業委員会の宍戸薫会長、当ＪＡの菅野孝志組合長が祝辞を贈りました。また、多くの関係者や友人などから花束や記念品が贈られ、大宮さんは「これからまだまだやるべきことはある。皆さんと手を携えて、福島の農業の明るい未来のために邁進したい」と謝辞を述べました。