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道の駅での販売視野に米パッケージ新調 (株)穂友

2017.10.30

 当JA未来伊達地区の組合員などで組織する(有)穂友が販売するブランド米「うまい米(こめ)」のパッケージが平成29年産米から新調されます。シンプルではっきりとしたデザインを用いながら米の品種ごとに企業のロゴマークと背景の色を変えることで、消費者が認識しやすく改良。また、来年3月に地元にオープンする道の駅での販売も視野に入れているため、3合分の小袋(1袋450g)の規格を新たに作りました。販路拡大により、地域の水田農業の維持や耕作放棄地の未然防止につなげていきます。
 平成8年に旧伊達郡霊山町(現伊達市)で立ち上がった「霊山町水稲作機械利用組合」がはじまりです。同組織が霊山町の米の品質向上やブランド化を目指して平成13年から美味しい米づくりの研究・試験を始め、2年後に(有)穂友として法人化。現地指導会を重ねながら地元農家と一緒に「うまい米」を生産してきました。しかし、東京電力福島第1原子力発電所事故による作付制限の影響で、水稲農家が激減。穂友がそれらの農地を請け負い、現在は7.5haで「うまい米」を生産しています。
 「うまい米」はこれまで穂友が経営する直売所「かぼちゃ」で主に販売していて、味の良さが好評でここ数年、毎年完売している状態です。一方で、代表取締役社長の髙野弘通さん(69)は、稲作の規模拡大と継続的な農地利用のために、道の駅「伊達の郷 りょうぜん」での販売を提案。地産地消と併せて県内外の観光客にも米をPRしようと考えています。
 今年収穫した米から新パッケージ・規格を用いて販売を始めます。「うまい米」は道の駅のレストランでも使用される予定です。
 髙野さんは「直売所で販売するだけなら新パッケージは考えなかったかも。道の駅で地元を始めより多くの方に美味しさを知ってもらい、消費拡大につなげ、地元を維持・振興していきたい」と話していました。
※写真は29日に直売所「かぼちゃ」で行った新パッケージお披露目とプレゼントの様子です。

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