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飯舘村水稲育苗施設 安全祈願祭

2026.07.13

 飯舘村は、村内に水稲育苗施設を新設します。村が国の復興加速化交付金事業を活用して建設し、当JAが運営します。20棟の育苗ハウスと播種プラント棟で構成され、「里山のつぶ」や村のブランドもち米「あぶくまもち」などの苗2万6000枚を生産します。2027年春の稼働を目指し、将来的には約200㌶分の水稲苗生産を見込んでいます。

 同村では、東日本大震災により、一時は村の面積の大部分が帰還困難区域に指定されるなど、大きな影響を受けました。避難指示が解除された17年時点での村内の米の作付面積はわずか8.9㌶でしたが、26年は370㌶まで復活しています。

 農業の再開を後押しする取り組みを進めている村では、施設の設置により、村外から通いながら農業を営む農家の帰還や新規就農者の増加、営農再開の加速化を図ります。

 村の計画では、農業の再開や拡大に向けた基盤の整備や、担い手の育成について定めています。担い手への農地の集積を進め、村内の水稲農家は1農家あたり10㌶と大規模化が進んでいます。

 一方で、村には水稲苗の生産環境が整備されておらず、従前は南相馬市にあるJAの小高園芸団地で育苗を行っていました。近隣の市町村から苗を運搬する必要があり、農業経営体個々の負担が大きいことが課題でした。

 今回の整備により、村内で水稲苗の供給体制を確保でき、農家個人の負担軽減と、村内で完結できる営農体制の促進が期待されます。

 9日、建設予定地で安全祈願祭が行われ、杉岡誠村長やJAの三津間一八組合長ら約30人が出席しました。

 杉岡村長は「JAとの連携協定に基づき、村の農業振興を目指していく」とあいさつ。三津間組合長は「農業者に寄り添った営農を支援していく」と話しました。

  

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