当JA伊達地区あんぽ柿生産部会は9日、2025年度(2月末現在)の販売実績を報告しました。販売数量は約723トン(前年度比93%)、販売金額約11億9700万円(同89%)、1㌔単価1654円(同96%)となりました。生産者の高齢化や後継者不足、生産コストの上昇が深刻な課題となっています。
同日、桑折支店で開かれた販売検討会並びに次年度対策会議で報告されました。生産者数は年々減少しており、東日本大震災前の2010年には862人だった部会員が、現在は550人と約35%減少。今後も高齢化に伴いさらなる減少が見込まれます。震災前の3カ年平均出荷量は1183トンだったが、直近3カ年では約750トンと、震災前の約65%にとどまります。
加えて、JAが2023年から実施している生産費調査によると、生産費は10%以上増加。物価高騰による生活費の上昇も重なり、生産者の経営は厳しさを増しています。再生産価格や生産意欲向上につながる単価の確保が急務となっています。
こうした状況を受け、生産面では植物成長調整剤の試験導入による早期加工・早期出荷を行い、原料柿の生育を早めて高単価で取引される年内出荷数量の拡大を目指します。併せて、若手生産者や後継者コミュニティとの定期的な意見交換や生産技術の共有を進め、人材育成にも力を入れます。販売面では、非破壊検査終了後を見据え、市場や消費者のニーズに応じた新規格の検討も進めています。
対策会議には部会員や福島県関係者、市場、JA全農福島、JA役職員など約80人が参加し、2026年度に向けた対策を協議しました。佐藤誠部会長は「震災から15年が経ったが、未だに非破壊検査を行っている。加工自粛解除を見据え、産地の発展のために協議していこう」と呼びかけました。







