南相馬市立上真野小学校の５年生から６年生の児童は、総合学習などでお世話になった地域住民に感謝の気持ちを伝える「かみまの小学校こども食堂」を開きました。

　この食堂は、当ＪＡそうま地区本部や女性部鹿島総合支部のボランティアグループが協力し、未来館かみまのを利用して開催されました。

　児童１６人がメニューや会場レイアウト、当日のスケジュールを考え、一部ではお世話になった地域住民４０人を招待。二部では４年生以下の児童と保護者を招き総勢２００人に感謝の思いを伝えました。

　上真野地区の生産者から提供された野菜を使った豚汁、児童が米作りの授業で収穫した天のつぶで握った塩むすび、マンゲツモチを使ったあんこ餅やみたらし団子、生チョコ大福を振る舞いました。また、米作り学習の発表や器楽のミニ演奏で来場者をもてなしました。

　同校の山田徹校長は「高学年の子どもたちがメニューや内容を決めて実現できた。今後は全校生徒で取り組みたい」と話し、女性部ボランティアグループの大塚悦子代表は「地域の憩いの場として未来館かみまのを利用してもらえて嬉しい。今後もますます地域の方の身近な憩いの場となってほしい」と語りました。