当JAは、30代・40代の中堅職員を対象にした「職員アカデミー」を実施しています。全4回の講演とグループワークを通じて、現場の課題や今後の改善策を職員自らが提案し、JAはその内容を実際の取り組みに反映させています。
昨年度は「JAが10年先、20年先の農業にどのように貢献するか」をテーマに実施。最優秀賞に選ばれた「組合員大学」開講の提案は、現在実現に向けた協議が進められています。
本年度は「職員のやる気スイッチ」と題し、エンゲージメント指数を上げる施策をテーマに、21人の職員が参加。22日に行われた第4回職員アカデミーで、5グループに分かれて発表を行いました。最優秀賞には「職員ES(従業員満足度)向上へのチャレンジ 職員のやる気スイッチをONにしよう」と題したプレゼンが選ばれました。中堅職員の退職者増や人手不足といった課題に対し、業務の見える化や地区を越えた交流、細やかな面談の実施など、職員の孤独感や不安を軽減し、挑戦しやすい職場環境づくりを提案しました。
同JAでは、アカデミーで出された提案をいち早く取り入れ、働き方改善のポスターを作成。朝礼・終礼の時間明確化や、部署内の業務の見える化。休暇カレンダーの共有、ワークライフバランスを重視した「スマート退館」の実施など、具体的な施策を展開しています。「スマート退館」は受講生が考案した言葉で、従来の「ノー残業」から発想を転換。残業を前提としない働き方を目指す意識改革につなげています。







