当JA福島地区ぶどう専門部会の2025年度のブドウ販売金額は1億5800万円(前年度比74%)、販売数量は130㌧(前年度比78%)でした。高温乾燥の影響で粒張りが悪く収量が減り、小房傾向だったため、出荷数量も減少となりました。一方で、販売単価は1㌔1200円台と平年並みで推移。生産者からは「着色は良好なブドウが多かった」「降雨が少なかったため、病気の発生は少なかった」という声が上がりました。
また、ハクビシンやカラスによる鳥獣被害が確認された地域もあり、10月下旬にはクマによる被害も発生しました。福島県県北農林事務所はJAと協力し、被害実態の調査を実施。今後の鳥獣被害対策につなげる狙いです。
9日、福島市で令和7年度ぶどう栽培販売反省会が開かれ、部会の生産者や市場関係者、JA職員など28人が参加しました。各地区の栽培や生育について振り返り、次年度に向けて要望を提案しました。同部会の伊藤隆志部会長は「今年のブドウは色づきは良かったが粒が小さかった。近年の異常気象に対応した栽培方法を検討していきたい」と話しました。








