当JA福島地区りんご専門部会では、「シナノホッペ」の導入・栽培を検討しています。同地区では今年、主力品種「サンふじ」13万8000㌜(1㌜10㌔)の出荷を計画しています。
一方で、近年の高温の影響で「サンふじ」の収穫期が1週間ほど遅れたり、着色不良や蜜入り不良が発生したりしています。市場では赤く色づいたリンゴのニーズが高く、特に従来の「サンふじ」の出荷時期だった10月下旬から11月上旬の出荷が求められています。
そこで同部会では現地視察などを経て、「シナノホッペ」の栽培面積拡大を目指します。「シナノホッペ」はある程度の高温下でも着色が良く、市場のニーズが高い10月下旬から収穫、出荷ができます。福島地区で拡大できれば日本有数の「シナノホッペ」産地となることも期待できます。
5日、管内10カ所で開いた「サンふじ」の収穫指導会で、生産者に「シナノホッペ」を紹介しました。生産者は実際に手に取り試食し、色づきや食味を確認しました。







