当JA伊達地区にら生産部会は31日、JA東部広域共選場で目ぞろえ会を開き、関係機関とともに今後の栽培管理や販売情勢、品質統一事項について意見を交わしました。福島県県北農林事務所伊達普及所、JA全農福島、福島中央青果卸売株式会社、生産者、JA職員ら約20人が参加し、現場での課題や対応策を確認しました。
会では、今後の栽培管理について協議。ハウス栽培における温度管理や、換気時の湿度低下に注意する必要性が強調されました。また、前回収穫後から35日以降は品質が低下し始めるため、35日時点で収穫が可能な場合は、そのタイミングで出荷することが望ましいとされます。
販売情勢については、全国的な気温低下の影響で出荷量が減少しており、今後も各産地で増量が見込まれないことから、相場は上げ気味で推移しているとの報告がありました。
品質統一事項では、株本の切り揃えや折れ葉の除去を徹底することを再確認。特に、葉のトロケ(傷み)は葉先からではなく、株元や葉の真ん中から発生することが多いため、注意深く選別するよう呼びかけました。
佐藤稔部会長からは「品質を揃えて安定出荷につなげたい。情報共有を密にし、産地全体で信頼されるニラづくりを進めたい」といった声が聞かれました。今後も関係機関が連携し、消費者に安心・安全なニラを届ける体制づくりを進めていきます。








