二本松実業高校は21日、総合的探究の授業の一環としてスマート農業の学習会を開きました。1年生の生徒119人が参加しました。
同校と福島県県北農林事務所安達農業普及所が主催する取り組み。当JAや県内の企業から講師を招き、「見て、体験して、学ぶ」ことで新しい農業のあり方に触れ、農業への理解と関心を醸成し職業としての農業の魅力を体験してもらうことが目的です。
生徒は2班に分かれ、JA職員によるスマート農業の現状やこれからの農業についての説明を受け、屋外で地元企業や農家による最新の農業用機械の実演を見学しました。二本松市の野地洋さんの小麦畑ではワイドスプレッダーによる肥料散布を見学。生徒が実際に手作業での肥料散布を体験し機械での散布と比較することで、ワイドスプレッダーが労力や作業時間を大幅に削減することを学びました。学校の校庭ではドローンによる農薬散布が実演され、生徒はドローンの軽量さや自動制御技術に驚きを示しました。
ワイドスプレッダーの肥料散布を実演した農家の野地さんは「スマート農業によって誰でも同じ水準で農作業ができる便利な時代になった。生徒の皆さんには臆せずにいろいろなことに挑戦してほしい」と呼びかけました。







