当JAそうま地区で本格導入が進む極早生米「ほむすめ舞」が、9月3日に初収穫を迎えました。今年度は約40㏊で栽培され、出荷数量は9819袋(1袋30㌔)を見込みます。
「ほむすめ舞」は出穂時期が早い早生品種で、近年深刻化する高温障害への対策として期待されています。調査段階から生育は順調で、関係者が見守る中、黄金色に実った稲が次々と刈り取られました。食味は「軟らかくて程よい粘りの極良食味」と評価されており、消費者や販売先からも注目が集まります。
生産には伊藤忠食糧と連携し、生育調査を重ねながら栽培に取り組みました。生産者や販売先、JAが一体となって販売体制を構築し、地域全体で新たな米作りに挑戦しています。
来年以降は作付面積を80㏊へと倍増させる計画で、地域農業の持続性向上やブランド化にも弾みをつける考えです。
ほむすめ舞の生産者は「高温障害対策として有望な品種。今後も生産拡大を目指し、地域全体で取り組みを進めたい」と話しています。