全国的に斑点米カメムシ類が多発している中、当JA管内では状況を注視し厳重に警戒しています。
JA安達地区管内では、出穂期の水稲へのカメムシ被害を防ぐため、無人ヘリコプターとドローンによる薬剤散布が始まりました。個人での薬剤散布に比べ作業時間を大幅に短縮することができ、人が立ち入ることが難しい場所や急傾斜の圃場にも散布が可能です。また、広範囲を効果的に散布できるため、虫の発生密度を減少させることができます。JAの担当者は「数年前から管内でカメムシ被害による等級落ちが見られていた。無人ヘリやドローンによる防除によって数%程度、決定等級が良くなっていると思う」と話します。
今年度、同地区管内では2573㌶の水稲を作付しました。散布作業は前年比25%増の計791㌶の圃場で行う予定です。
12日、本宮市と大玉村では、東北スカイテック株式会社と株式会社オプティムの協力を得て、希望した組合員を対象に作業を実施しました。
同地区の早生品種「ひとめぼれ」は9月上旬から、中生品種「コシヒカリ」は10月上旬から収穫が始まる見込みです。