当JA管内の二本松市で5日、一足早く極早生品種の米「五百川」の稲刈りが始まりました。年々収穫の時期が早まっており、今年は昨年より5日早いスタートとなりました。主食用米としては管内で最も早い収穫です。
「五百川」は2003年に「コシヒカリ」の突然変異種として県内で発見され、10年に品種登録されました。「コシヒカリ」よりも1カ月以上早く収穫できる品種で、田植えから約3カ月で収穫できます。
同市で「五百川」30㌃を栽培する安斎孝行さん(71)はこの日、たわわに実った稲の収穫作業に取り組みました。5月2日に田植えをした苗は7月12日に出穂し、収穫を迎えました。安斎さんは「今年もおいしい米ができた。米の値段が高騰しているが、適正な価格で消費者に届けたい」と話しました。
収穫された新米は、JA農産物直売所「こらんしょ市二本松店」で販売されます。