福島県知事が皇室や宮家へ献上する桃の選果・箱詰式が30日、桑折町のJAふくしま未来桑折支店で行われました。同町産の桃「あかつき」から180個を厳選し、天皇陛下へ最高品質の桃を献上します。JA桑折営農センター管内の桃が献上桃に選ばれたのは1994年から今年で32年連続となります。
朝に収穫した「あかつき」約13万個を、JA桑折共選場の透過式光センサー選別機で糖度、大きさ、着色を選別。階級15玉、糖度12度以上の桃600個を選出しました。同日の平均糖度は15度と高温の影響で非常に高くて良質な出来となりまた。
県や桑折町の関係者、JA伊達地区モモ生産部会役員や役職員らは600個の中から、形状や着色の良さ、熟度、傷の有無などを見極め、高品質の桃を献上桃として選びましだ。
選果・箱詰式には福島県県北農林事務所の宍戸潤一所長や髙橋宣博桑折町長、JAの三津間一八組合長ら関係者約30人が出席。三津間組合長は「今年度は天候に恵まれ高糖度のあかつきとなりました。生産者の想いの詰まった桃を皇室に届けたい」と述べました。
厳選された献上桃は、専用の箱に丁寧に詰めて31日に県から宮内庁に届けられます。