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連日の猛暑 高温渇水対策本部を設置

2025.07.29

 当JAは29日、福島市のJA本店事務所内に異常気象に伴う高温渇水対策本部を設置しました。高温に対する対策本部を設置するのは同JAで初めてです。福島市では28日までに9日間連続で猛暑日を記録しています。26日には福島市で39・2度、伊達市梁川で39・9度を記録しました。また、降水量はこの時期としては平年比15%と非常に少なくなっています。

 

 高温や乾燥が続くとモモなどの果実では肥大不良や日焼け、野菜ではトマトのヘタの部分に色がつかない「グリーンバック症」や花落ち、キュウリの奇形果の発生といった被害が出る恐れがあります。実際にモモが色づく前に果肉の生育が早く進んでしまう「みつ症」が発生しています。JAはこまめなかん水や施肥管理、モモについては果肉の硬度をみながら収穫を進めるよう呼びかけています。管内の生産者からは「経験したことのない暑さで対策がわからなくて不安だ」「コメの品質低下が懸念される」といった声が上がっています。

 

 JAではこのような異常気象に伴う高温渇水による農産物の被害を未然に防止し、農産物の生産安定を図るため、関係機関との緊密な連絡調整を行います。また、対策本部が管内の各地区本部や営農センターと連携し、組合員へ速やかに注意喚起します。さらにコミュニケーションアプリ「JAコネクト」で組合員に向け高温渇水対策情報を発信します。

 

 三津間一八組合長は「営農部を中心にしっかり対策を講じてほしい」と話しました。

 

  

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