当JAは25日、福島市の福島稲荷神社で雨乞い祈願を行い、三津間一八組合長をはじめ、役職員6人が今年度の農畜産物の豊作を願いました。地球温暖化の影響とみられる異常気象が続き、梅雨の時期は降水量が少ない状況が続いています。連日の猛暑で川の流れは弱まり、貯水量も平年を下回るなど、水不足が深刻化しています。
こうした気象は、JA管内の農畜産物にも大きな影響を及ぼしています。果樹では、旬を迎えた桃の果実肥大や着色不良が目立ち始めています。野菜では、同じく旬のキュウリに曲がり果が発生し、品質不良が懸念されています。水稲は現在、最も水が必要な出穂期を迎えており、安定した水の確保が課題となっています。花卉では開花の遅れ、畜産では生乳の生産量低下など、さまざまな分野で影響が広がっています。
JAは、福島県や関係機関と連携し、生産者に対して高温対策を呼びかけています。万が一被害が発生した場合には、速やかに支援を要請する方針です。