当JAは生産費の高騰による農業経営の圧迫や高齢の農業者の廃業による遊休ハウスの発生を背景に、2024年度から水稲育苗ハウスや遊休ハウスなどを有効利用したブドウ栽培のモデル事業を開始。水稲農家の所得向上や新規就農者の確保によって持続可能な農業生産を実現し、栽培技術を確立することを目指しています。
昨年度は、管内の希望者16人、作付面積約27㌃を対象にシャインマスカットを作付けしました。今年度も新たに1人が作付けをしています。
11日、JA安達地区本部は二本松市でハウスブドウの現地指導会を開き、生産者5人が参加。定植2年目の摘粒作業や着房管理、摘芯や袋かけについて学びました。
JA園芸課の八巻祐亮職員は栽培管理を実演しながら指導。県北農林事務所安達農業普及所の担当者は「2~3年生樹では着果させる房を少なめに調整し、主枝の延長や樹の充実を優先するように」と呼びかけました。