当JAでは30日、南相馬市鹿島区株式会社桜井アグリサービスの圃場で水稲の乾田直播栽培を開始しました。
直播栽培とは、乾燥した田んぼに直接種もみをまいて栽培します。苗立ちした後に水を入れて栽培する方法。苗作りや代かきなども不要です。特長として作業の省力化とコスト削減が期待でき、苗を育て田植えする春作業の手間が省けます。さらに、農業機械による作業がしやすいことや、環境に優しいのも特徴です。
同社は、2015年から乾田直播栽培を開始。乾田直播栽培を取り入れたことで作業が省力でき今後面積の拡大を予定しています。同会社では2025年度55㌶の水稲作付けを予定しており、29㌶を乾田直播栽培で行う予定です。
同社の取締役櫻井義晴取締役は「乾田直播栽培は、発芽のタイミングが非常に難しい。毎日圃場を見て発芽の状態を確認しながら工夫して栽培に取り組んでいく」と話しました。