当JA花き部会そうま支部は21日、作業ピークを迎える春植え小菊の現地定植指導会と定植機のデモンストレーションを南相馬市の圃場で行った。同地区の小菊生産者ら25人が参加しました。
JAは「みどりの食料システム戦略」を推奨し、農業の省力化や効率化で高品質な農作物生産を目指しており、近年の異常気象の影響や高齢化に伴いスマート農業を広める目的でデモンストレーションを開きました。定植機は、通常10㌃を2人で手植えをした場合、4日ほどかかる作業だが、機械を導入することで、作業が1日で完了することができ、作業の効率化や労力の軽減が期待されます。
JA同地区営農経済課の酒井大輔さんは、小菊の栽培管理についてポイントを説明。「定植後の灌水が初期成育に影響し、非常に重要。」と呼びかけました。
その後、同地区で小菊30㌃を栽培している原好光さんが定植機について実演。原さんは「苗を植える間隔も簡単な操作で調節でき作業の効率化や高品質な小菊栽培につながる。スマート農業の取り入れを検討してほしい」と話しました。