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農業者確保と育成に向け講演会を開催

2016.12.12

 JAふくしま未来は10日、農業経営講演会をJA福島ビルで開きました。大学教授と農業生産法人の代表者が農業の魅力と儲かる農業経営をするための考え方について説明。参加者は、農業に関わる上での目標の定め方や経営管理のポイントを習得しました。
 同講演会は初めての試み。新たな農業者の確保や育成を目的に、新規就農の希望者や管内の中心的な担い手を対象に行いました。
 講演会には生産者や行政の担当者、JA役職員など150人が出席。JAの菅野孝志組合長が「TPPなどで農業を取り巻く環境が大きく変化することが考えられる中で、JAとして農業を担う人材を輩出するための取り組みの強化が必要。講演会が今後に向けた出発点になることを期待している」とあいさつ。その後、福島大学の小山良太教授と農業生産法人トップリバーの嶋崎秀樹代表取締役社長が講演しました。嶋崎社長は、農家・農業家・農業経営者の違いを述べ「自分がどれを目指しているかを明確にして、農業の手法を考えるべき」と自己分析の必要性を呼び掛けました。
 出席者は「農業で何を目指しているのかを考える機会になった」「自分がどの立ち位置で農業に関わろうとしているのか理解できた」と話していました。
 同講演会終了後には、新規就農者に研修制度や就農の心構えなどを説明する相談会も実施しました。

 

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