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国選定棚田で小学生が田植え体験 東和の布沢棚田

2023.05.26

 福島県県北農林事務所は26日、二本松市立東和小学校の児童による田植え体験「田んぼの学校」を開校しました。田植えは、二本松市東和地区にある国の「つなぐ棚田遺産」に選定された「東和の布沢棚田」で行いました。

 

 田んぼの学校は、「ふくしまの農育」推進事業の一環。年間を通した米づくり、生きもの調査などに体験型学習や農業施設見学を行っています。モデル小学校の事業実施期間は3年間で、同小学校は今年が初年度となります。

 

 今回は、布沢の環境を守る会の協力の下に実施。田んぼの学校長で圃場主の菅野金一さんを始め、同会員、5年生の児童27人が参加し、田植えの前に小学校の校庭で開校式を開きました。

 

 同小学校の肥沼志帆校長は「モデル事業に東和小学校が選ばれたことはとてもうれしい。田植え体験を通して、東和地区の農家さんの思いを感じながら、しっかり学んでほしい」とあいさつ。児童らは同事務所の渡邊長農村整備部長の話に耳を傾けながらメモをとって学習しました。

 

 今回植えたのはもち米「こがねもち」。菅野さんが児童らに手植えする際のポイントを説明しました。児童は裸足で田んぼに入り、苗の生長を祈りながら手植えしました。

 

 菅野さんは「田んぼに子どもたちの声が戻ってきてくれてうれしい。今後も事業が続いてほしい」と想いを語りました。収穫体験は10月頃の見込みで、収穫後は脱穀や収穫祭を予定しています。

 

     

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