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ベトナム国 桃見学ツアー

2022.08.02

 ベトナム国は桃生産実証研究事業を進めています。1日、同国中部高原のコントゥム省知事や副知事、農業農村開発局、国営企業社員らが桃ツアーを実施しました。日本の桃生産現場を視察し、自国での栽培の実現を目指します。

 日本の食べごろの桃は、果肉が柔らかめで、甘い香りが広がります。一方、ベトナムの桃は、手で押してもかなりの硬さが感じられ、香りは酸っぱさがあるのが特徴。熟しても柔らかくなりにくく、甘さは控えめ、サクサクの食感です。

 福島大学食農学類髙田大輔准教授が同国へ桃を持ち込んだのがきっかけで、同国より桃を栽培したいとアプローチがあり今回のツアーに至りました。

 視察団14人は、当JAの桃選果場「湯野共選場」を見学しました。飯坂営農センターの佐藤健児さんが、桃の出荷状況や施設について説明し、通訳により視察団へ伝えられました。参加者は写真や動画を撮影したり、質問したりと熱心に見学していました。

 視察団は同日、「献上桃の郷」で知られる伊達郡桑折町の桃畑や今年オープンした「道の駅ふくしま」を訪れました。

 今後、桃産地の山梨県や高知県を視察する予定で、来年以降には主力のあかつきや日川白鳳などの穂木を同国へ持ち込み、栽培に着手する予定です。

 

 

    

 

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