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川俣町山木屋 穀類乾燥調製施設 9月稼働

2022.04.28

 東日本大震災・原発事故により全域避難・営農中断を余儀なくされた川俣町山木屋で、穀類乾燥調製施設(ライスセンター)を建築し、令和4年3月に完成、9月から稼働を開始します。

 震災から11年が経過。同地区では震災前、水稲作付面積約112㌶のほか、葉タバコ、ミニトマト、肉用牛、乳用牛、トルコギキョウ等、地域の特性を生かした農業を展開してきました。震災後、ライスセンターは9年間閉鎖、3年前に解体しました。川俣町とJAふくしま未来は同地区の復興・農業再生のため協議を進めてきました。

 平成28年避難指示解除後、同地区の水稲作付面積は、令和2年度約35㌶、3年度55㌶、4年度は約70㌶に拡大する見込みです。

 27日、同施設で内覧会を開催しました。藤原一二町長や宝槻直志専務、福島県県北農林事務所家久来克之所長、施工関係者など約20人が出席しました。

 同町担当者より施設概要を説明後、藤原町長、宝槻専務が稼働スイッチをON。ヤンマーアグリジャパン株式会社担当者が出席者に機械設備を説明しました。同施設は水稲作付面積60㌶分、籾25(㌧/1日)の処理能力を有し、荷受けから乾燥、籾摺・選別、出荷までの機能を備えます。

 宝槻専務は「本格的な水稲の復旧、野菜や花卉などの園芸品目の生産拡大についても、川俣町と連携し一層の取り組みを進めていきたい」と話しました。

 

  

 

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