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長穂接ぎで高品質リンゴ生産

2022.04.19

 当JA福島地区は高品質なリンゴ生産に有効な栽培方法として「長穂接ぎ」の普及拡大を目指しています。花芽着生が早いため通常の接ぎ木よりも品種の更新が早くでき、さらに骨格枝の基部に接ぎ木をすることで園地の空間を効率よく利用できます。

 

 長穂接ぎは、骨格枝の基部など枝がとんだ部分に接ぎ結果枝を確保します。接ぐ部分にコの字型に切り込みを入れ、太く長い枝を穂木に選びます。穂木は活着しやすいよう上面を長く、下面を短く平らに削りくさび形にします。穂木を奥まで隙間なく差し込みテープで固定。隙間を埋めるように保護剤を塗布し乾燥を防ぎます。

 

 接ぎ木に長穂を使うことで接いだ翌年から収穫が見込め、生産量を落とさずに園地の更新が可能となります。同地区では高品質果実生産に向け、長穂接ぎの栽培方法を推進しています。

 

 18日、同地区りんご専門部会は福島市の園地で長穂接ぎの講習会を開催しました。参加した栽培者20人は、園芸課の佐藤宏一営農指導員トレーナーから長穂接ぎの方法や利点を学びました。佐藤トレーナーは「チャレンジしてしっかり観察することが大事。いろいろな技術を使って優良系統を各保しよう」と呼び掛けました。

 

 

 

 

 

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