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カントリーエレベーター完成 農業復興のシンボルとして期待

2021.06.15

 東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所事故後の農業復興を目指すJAふくしま未来小高営農センター管内に、大規模乾燥調整貯蔵施設(カントリーエレベーター)が完成しました。JA管内の原子力発電所事故による営農再開区域に米の貯蔵施設が完成するのは初めてです。

 南相馬市小高区に完成した施設は延床面積2492平方㍍、鉄骨造2階建てで、総処理量3万1500俵(水稲作付面積約400ha)。連続強制通風貯蔵乾燥方式の50㌧角形貯蔵ビンを50基備え、水稲377.4ha、2359㌧、大豆78ha、117㌧の処理が可能です。

 JA復興対策室の志賀弘紀室長は「営農再開区域の農業復興を担うシンボルとして期待している。小高区の農業再開、活性に向けて全力で取り組む」と話しました。2021年度、同センター管内では20年度より43㌶多い239㌶で水稲が作付けされる見込みです。

 

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