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野内和幸さん 県内初!家畜・畜産物JGAP認証取得

2021.03.12

 当JA安達地区管内の野内和幸さんは、県内で初めてとなる「家畜・畜産物JGAP(日本版農業生産工程管理)認証」を取得しました。

 野内さんは畜産農家を続けて20年。肥育牛と繁殖牛を取り扱う一貫経営農家として30頭の牛を飼育しています。野内さんの畜産のこだわりは、自給すること。畜産と並行して行う稲作で得た稲わらを牛の飼料とし、繁殖牛が産んだ牛を肥育牛として育てていて、持続可能な農業経営を意識しています。

 2月に審査を受け、3月認証取得が決まりました。認証取得に向け、JAや県北農林事務所農業普及所、家畜保健所のサポートを受け、113のチェック項目をクリアするため、複数回調査を実施しました。評価員の指摘に対し改善を重ね、約1年かけて取得に至りました。

 野内さんは取得に対して「福島県のGAP取得農畜産物に、福島牛が並べられるようになったことが嬉しい。原発事故による風評が残る中、県産品の安全安心を広めていきたい」と話します。現在の目標は、自家産の牛で、枝肉600kgで12番(A5ランク)を出すことだそうです。

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