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皇室への献上桃を厳選

2016.07.27

       

    県知事が皇室・宮家へ献上する桃の選果・箱詰式が7月27日、桑折町のJAふくしま未来桑折総合支店で開かれ、同町産の桃「あかつき」の中から、180個を献上桃として厳選しました。

 同町産の桃「あかつき」が献上桃として選ばれたのは1994年からで23年連続のこと。同町の桃生産農家がその日に収穫した桃、約21万個を同JA桑折共選場の透過式光センサー選果機で糖度12度以上のもの480個を選出。さらに、選果・箱詰式で、その中から、福島県農業総合センター果樹研究所の増子俊明科長や、同JA桃生産部会桑折支部役員や担当者らが、果形や着色の良さ、キズの有無などを見極め、最高品質の桃を献上桃として厳選しました。

 選果箱詰めの前に行われた式典で、同JAの菅野孝志組合長は、「福島県ならではの本当に良い桃に仕上がった。産地再生・復興を直に感じていただくためのよい機会にもなった」と話しました。

 厳選された献上桃は、桃が傷まないようにとネットがかぶせられ、専用の白い箱に15個づつ丁寧に詰められ、12箱分が翌日の出発に向けて用意されました。翌28日には、県の職員が運転する車で宮内庁へと届けられました。

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