当ＪＡ管内で収穫期を迎える「りんご」の盗難防止広報パトロールが出動開始しました。管内の園地をパトロールカーで巡回し、地域全体へ防犯の意識を呼び掛けました。同パトロールは、盗難被害が相次いだ２０年ほど前から開始した取り組みで、年被害が減少し盗難への抑止力につながっています。

　パトロール初日の１７日、福島県福島北警察署の協力を得て、同管内の湯野・東湯野地区防犯協会や生産者、ＪＡ農振会のパトロール隊員が集まり出動式を行いました。

　今年、同署管内では６件のくだもの盗難被害の届けがあり、約７２万円相当の被害に遭いました。同署の原武志生活安全第一係長は「くだものの収穫期は、果樹園を中心に夜間の警戒を強化している。地域の皆様にも防犯の意識を高めて頂き、被害を未然に防ぎたい」と話しました。

　この日、２班に分かれ管内園地をパトロールカーで巡回。不審者や不審車両を見かけたらすぐに通報するよう呼び掛けました。今後、定期的にパトロールを行い、地域一丸となってりんごを盗難から守ります。