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令和元年度産ナシ振り返る 栽培・販売反省会

2019.12.11

 当JAなし専門部会は9日、令和元年度の栽培・販売反省会を福島市のザ・セレクトン福島で開きました。今年度産ナシは、受粉期の天候不順による着果数の減少、黒星病の発生などにより出荷数量が大幅に減少し、平均単価は前年対比114㌫となりました。出席者らは市場と密に意見交換をし、次年度以降の生産について確認しました。

 今年度のナシの品質面では、代表品種「幸水」「豊水」ともに平年と比較し、果実重が大きく、糖度は高い数値となり食味は高評価でした。販売面では、5月中旬の雹害、7月の曇雨天による黒星病の影響から出荷量は減少したもの、本年は夏秋果実の数量減、秋冬品目の出荷遅れから、ナシについてはシーズンを通して引き合いが続き、相場を崩すことなく販売を終えました。

 同地区の今年度の実績は、数量が前年対比88㌫の約27万㌜(10㎏換算)、金額が前年対比100㌫の8億3400万円(令和元年12月現在)となりました。

 同反省会には、市場関係者や部会員、JA役職員など38人が出席。栽培反省や販売実績、次年度への対策について確認後、出席者らは意見交換を行った。市場関係者からは「福島県産ナシはかなりの評価を頂いている。光センサー導入が高評価につながっている」など、好意的な声が上がりました。

 同部会では次年度以降も、栽培技術向上に向け「農の達人」による栽培講習や、重点市場担当者と生産者が一体となり取り組む「市場産地巡回」により、着果、肥大、病害虫発生状況を把握し有利販売に努めていきます。

 

  

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