当ＪＡそうま地区は１７日、南相馬花卉部会を設立しました。南相馬市管内で小菊を主とした花き生産者で構成。部会長には、同市小高区の原好光さんが就任しました。同市における花卉類栽培の合理的な運営と農業所得向上を図り、３年後には販売高１０００万円を目指す。

　東京電力福島第一原子力発電所事故で避難地域となった南相馬市小高区で、営農再開を目指す生産者からの要望があり、ＪＡで部会を設立しました。ＪＡの担当者は「これから部会員も増やして、視察研修などを行い南相馬市で花卉栽培を広めていきたい」と話します。

　同日、南相馬市の原町総合支店で開いた設立総会には生産者やＪＡ役職員など１８人が出席。２０１９年度の事業計画や収支予算など全３議案を承認しました。

　部会長に就任した原さんは「指導会や研修で産地を見て学び、浜通りに花卉の産地を作りたい」と意気込みます。