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優良な品種育成 福島県育種研究会

2019.07.03

 

県北地方を中心に活動している福島県育種研究会は、主にモモやりんご・スモモを中心に、優良な品種の育成、開発に取り組んでいます。

 現在、同会は会員10人で活動し、年4回の品種検討会などを開催しています。意見交換や試食を通し、優良な品種を選抜し、新品種の登録を目指しています。今年は、海外流出防止に向けた海外品種登録出願にも力を入れる予定です。

 会長を務める伊達市月舘町の髙橋忠吉さん(70)は、150aでモモを栽培しています。耐病性や収量、色・味にこだわった桃を育成し、これまでに10種類のモモを農林水産省に出願し登録しています。

 髙橋さんは「福島の桃のさらなるレベルアップを図り、名実ともに日本一の産地づくりに力を尽くしたい」と話しています。さらに、品種の育成には長い年月がかかり、一代で結果がでないこともあります。同会には現在、若い会員が少なく今後の活動に不安を抱えています。「自分たちがこれまで積み上げた育種技術や優良品種、育種への情熱を、次の世代に継承していくためにも若い農業者の理解と参加が必要」と熱く呼びかけています。

 

 

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