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ソーラーシェアリング 農地空間利用し農業活性化

2019.04.05

 JAふくしま未来管内できゅうり・ミニトマトを栽培する長谷川農園の長谷川芳博さんは4日、福島市で初となる「ソーラーシェアリング」を導入し、シャインマスカットの栽培を始めました。

 「ソーラーシェアリング」とは、営農を続けながら農地の上部に太陽光発電設備を設置し、農地で再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し農業収入と売電収入を同時に得る仕組みのことです。

 コープふくしまが、長谷川農園さんの所有する農地空間を活用し、県の補助金・東銀座印刷出版(株)の資金協力を受け「福島市岡島ソーラーシェアリング発電所」を設置しました。パネル面積は316㎡で毎時49.5kwを発電します。

 SDGs(持続可能な開発目標)が求められている次代で、コープふくしま県本部 野中俊吉県本部長は「この取組みが再生可能エネルギーの普及拡大につながり盛り上がれば」と話しました。JA担当部署は、普及拡大に向け様々な問題はあるが「耕作放棄地の減少や農村の活性対策など地域農業の課題解決へ向け大きな可能性がある」と話します。

 福島地区の斎藤智巳営農経済担当部次長は、シャインマスカト農家で「農の達人」の島貫俊明さんを紹介し、さっそく「植栽の考え方」について指導をうけました。

 長谷川さんは飯舘村出身で震災後に同市内で営農再開をしました。今後、ソラーの支柱を利用しぶどう棚を作る予定です。シャインマスカットは、4年後から収穫可能で「結果を出して後に続くような事業展開したい」と意気込んでいました。

 

   

 

 

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