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日銀・雨宮副総裁が農家視察 復興状況を確認

2018.11.27

 今年3月から日本銀行副総裁に就任した雨宮正佳氏が26日、福島県の復興状況の視察のため、当JAを訪問されました。管内の主要農産物であるリンゴとキュウリの生産者を訪れ、現在の生産状況や復興に向ける想いなどを聴き取りました。
 日本銀行では国内の経済状況を把握するため、役員が定期的に全国各地を訪問しています。雨宮副総裁が就任後に地方都市を訪れるのは今回が初めてで、「農家を訪問し、福島県の復興状況を確認したい」という本人の意向のもと、当JA管内を視察することになりました。
 視察で訪問したのは、果樹農家の樅山和一郎さん宅とキュウリ農家の早川和裕さん宅。樅山さん宅では息子の和宏さんが、リンゴの園地でリンゴの生育状況や震災後の取り組みについて雨宮副総裁に説明しました。早川さん宅では、これから苗の定植を行うハウス内で栽培方法などを説明。早川さんは風評について「『福島産ですか?』と聞かれるうちは風評被害が続いている。モニタリング検査をしなくなったら、買ってもらえなくなるのでは?という不安や見えない圧力がまだ残っている」と思いを述べると、雨宮副総裁は深く頷いていました。
 視察を終え、雨宮副総裁は「原子力発電所事故に伴う風評被害が残る中で、良質な農産品の生産を続けている農家の方々のご苦労を伺い、これまでの地道なご努力に感銘を受けた」と話しました。

 

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