コープ関係トピックス

福岡県内で協同組合の取り組み学ぶ

2017.11.25

 当JAのみらいろ女子会は22日から24日まで、福岡県内で視察研修を行いました。今年7月に起こった九州北部豪雨の被災地である朝倉市への訪問や、福岡と福島の加工品を使ったお菓子作り教室への参加、西日本最大規模の生協組織である「エフコープ生活協同組合」の本部の見学を通して、参加者は今後の活動に向けた知識や情報を吸収し、意欲を高めました。
 今回の視察研修は、今年7月に当JAがエフコープと友好協力協定を結んだことを記念して行いました。エフコープの皆さんの協力のもと、行程内容を決定。みらいろ女子会からは、生産者や消費者、同女子会の協力企業である(株)日進堂印刷所から9人が参加しました。
 1日目はJAにじの農産物直売所「耳納の里」を視察した後、JA筑前あさくらの林俊幸地域振興部長と熊谷敏幸杷木支店長の案内で豪雨被災地の杷木地区を車で見学しました。夜は、同地区にある応急仮設住宅で炊き出しに参加し、仮設住宅に暮らす被災者の皆さんと一緒に「ホッキ飯」や「川俣シャモのスープ」などの福島の食材を使用したメニューを味わいながら交流しました。
 2日目の早朝は前日の夕食交流会で親しくなった被災者の方に、杷木地区の中でも復旧作業が手つかずの白木地域を案内して頂きながら当時の説明を聞きました。その後、福岡展望タワーで、エフコープが企画するお菓子づくり教室に参加し、朝倉市の米粉と当JAの6次化商品「未来彩ジャム」を使ってシフォンケーキとマカロンを作りました。昼食後は、JA糸島が運営する全国1位の売り上げがある農産物直売所「伊都菜彩」を訪れ、夕方間近になっても行列が出来るほど賑わう店舗の工夫や取り組みを肌で感じました。夕食はエフコープの堤新吾専務理事や髙山昭彦常勤理事に出席して頂き、エフコープの皆さんと夕食会を行いました。
 3日目は博多の食と文化の博物館「ハクハク」で、名物の明太子作りを体験しました。その後、エフコープの本部と子会社の(株)アップルファームの椎茸生産現場を見学し、研修センターで参加者同士の意見交換を行いました。福岡出発前には、エフコープの舞松原店で買い物を楽しみました。
 参加したみらいろ女子会員は「九州北部豪雨で被災した皆さんと話しをすると、福島と通じるところがあり話し込んでしまった。すごくいい経験が出来た」「盛りだくさんの工程で、とても充実した内容で満足だった」と話し、特に朝倉市内での体験が印象に残っている様子でした。

 また、今回の工程の中で、視察研修でお世話になったエフコープ生活協同組合、JA筑前あさくら、仮設住宅林田団地の皆さんに、みらいろ女子会員より一日も早い復旧への願いを込めて、当JAが販売する日本酒「おらが純米」を贈呈させて頂きました。

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