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広域花卉産地形成へ 花卉出荷協議会設立

2018.04.10

 当JAは今年度、合併によるスケールメリット発揮にむけ、花卉出荷協議会を設立しました。地区をまたいだ栽培技術指導と出荷規格を統一することで「JAふくしま未来ブランドの花」として数量を確保し、物流の効率化を図ります。同協議会では今年度、主力品種の小菊を軸に、JA全体の花卉販売計画の約8割を占める販売高7億円を目指します。
 同JAではこれまで、地区ごとに2~4つの花卉部会がありました。合併後は出荷体制の統一に向け、福島地区花き専門部会が中心となって、安達地区小菊部会との共同出荷や、そうま地区飯舘花卉部会の震災後の生産再開に向けた試験栽培の支援などを続けてきました。
 今年度、同協議会には福島地区花き専門部会と安達地区小菊部会が加わりました。近々、そうま地区飯舘花卉部会も加わる予定です。同協議会は平成30年度、小菊で5億4千万円、草花・枝物花木で1億6千万円の合計7億円の販売を計画しています。
 今後、管内にある他の花卉部会にも加盟を促す予定で、協議会では広域複合花卉産地形成を進めることで、早期の販売高10億円突破を掲げています。
 9日に行った設立式典には、生産者や市場・流通関係者、JA役職員など42人が出席しました。同協議会の渡辺国稔会長は「協議会の設立によって品質のさらなる向上や避難指示解除地域の農業振興に寄与したい」と述べました。また、協議会、市場、JAの三位一体による花卉振興を願い、協議会の大槻重征副会長、㈱東日本板橋花きの江川清代表取締役社長、JAの伊藤昌廣専務が登壇し、三者が揃って乾杯を行いました。

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