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独自助成で小菊需要期出荷強化へ

2016.05.07

 当JA福島地区は今年度、小菊電照栽培の普及拡大をねらい、設備設置にかかる費用の50%を独自に助成します。8月盆出荷用小菊の需要期開花率を上げ安定出荷を行うためで、設置面積は前年比140%の2haに増加する見込みです。
 電照栽培は小菊の花芽が形成される前、夜間などに専用の照明を照射し人工的に開花を調整する方法。小菊産地である福島地区管内では、異常気象が原因で3年ほど前から前進開花の傾向があり、電照設備の導入を検討する農家が増えていました。しかし1農家当たりの導入目安とされる5aで設備費用は約40万円かかることから、同地区では生産者が導入しやすいよう費用の半額負担に踏み切りました。JAの担当者は今回の助成について「異常気象対策として最も有効と言われる電照栽培を普及させることで、小菊の『責任産地』として安定出荷を行い、生産者の所得向上にもつなげたい」と話しています。
 6日には福島市の圃場で電照設置指導会を開き、今年から電照栽培を始める生産者11人が出席。JA職員や既に電照設備を導入している生産者から設置方法や注意点を学びました。

 

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