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東京農大、宮城大の学生が桃の出荷作業を応援

2017.08.10

   当JAの基幹品目で福島を代表する果物「桃」のシーズンを迎える中、伊達地区本部管内では、3年前から東京農大の協力を得て、労働力が不足する共選場での出荷作業を応援する「支援プロジェクト」に取り組んでいます。例年並みの桃の生育となった今年、主力品種「あかつき」がちょうど最盛期を迎えた8月4日~12日までの期間、管内5つの共選場では、東京農大の学生と、昨年から参加している宮城大の学生、併せて約200人が、桃の箱詰め作業や選果ラインの作業、荷分け作業などを行っています。

   このプロジェクトは、同地区本部(旧JA伊達みらい)が桃の出荷作業を行う共選場での季節労働力の確保が難しく対策を模索する中、震災後の水田での放射性物質吸収抑制対策や、柿樹体の放射性物質の移行調査・研究など農業再生に取り組む中で、縁のあった東京農大の後藤逸男名誉教授と同大学の協力を得て学生たちの支援が実現。さらに昨年からは、宮城大の三石誠司教授と同大学の協力も得て、さらなる支援拡大を図ることができました。

   JAでは、桃の出荷期における貴重な労働力の確保と、農業や食品関連について学ぶ学生の皆さんの研修の場として、継続的に取り組むための仕組みづくりを構築しながら、多くの皆さんに産地の取り組みに理解を深めてもらうとともに、食料生産を担う産地の維持・拡大に懸命に取り組んでいます。

 

    

 

     

 

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