拡張型心筋症と診断された福島県在住の中川西祐綺ちゃん（１）を救おうと「ゆきちゃんを救う会」は４月２日、当ＪＡの農産物直売所「こらんしょ市二本松店」で、米国での心臓移植手術を受けるための募金活動を行いました。直売所入り口では、同会のメンバーやＪＡ職員が来店者に「募金をお願いします」と呼び掛け、多くの来店者が募金していました。

　祐綺ちゃんは生後３カ月の時に心不全を起こし、県内の病院で治療を受けていましたが回復が見られなかったため、大阪府の国立循環器病研究センターに転院。同センターの医師から拡張型心筋症と診断され、両親は海外での心臓移植を決意しました。

　同会は祐綺ちゃんの父、純一さんの会社仲間が「悲しい思いはさせたくない」との思いから昨年１１月に発足させました。医療費や渡航費、滞在費など米国での心臓移植手術に必要な資金２億９千万円を目標に、これまで県内外のイベントや道の駅などで募金活動を展開してきました。３月末までに約２億２千万円の募金が集まりました。

　同会の石川友康さんは「目標金額までもう少し。今後ペースをあげて募金活動を行っていく。早く祐綺ちゃんの笑顔が見たい」と目標達成に向け意欲を見せていました。