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2016年度農山漁村女性・シニア活動表彰・優秀賞・農林水産省経営局長賞を受賞!

2017.03.08

  2016年度農山漁村女性・シニア活動表彰・優秀賞・農林水産省経営局長賞を受賞

 

 伊達市梁川町の山舟生羽山生活改善グループは、メンバー7人の平均年齢が70歳と高齢ながらも漬物作りや農家レストラン運営を意欲的に続けています。1986年の発足当初から30年間、会長を務め、最高齢の秋葉初子さん(91)がけん引役を担い、メニュー考案などを主導。その姿がグループに活気を吹き込みます。

 グループは、以前活動していた山舟生地区明るく住みよいむらづくり推進協議会の食生活改善部会の有志7人が発足。地元野菜を多くの人に味わってもらおうと、部会で考案した「羽山漬け」を本格的に製造、販売するため活動を始めました。「羽山漬け」は、添加物不使用の調味料を使った健康志向の加工品。伊達市の施設で、グループが管理を受託している産業伝承館などで現在も販売しています。

 産業伝承館では農家レストランを運営。看板料理は地元野菜を使った素朴な和食で、ヤマイモのとろろや豆団子汁、野菜の天ぷら、煮物、おひたしなど。健康に配慮した料理を志向し、いずれも秋葉さんが中心となって考案したもの。地元の伊達市梁川町は内陸部にあり、活動を始めた当初は肉や魚が手に入りにくかったことで、秋葉さんは「地元で手に入る野菜の料理をたくさん学び、レシピを増やすよう心掛けた」と振り返ります。そうした実績がレストラン運営にいまも生きています。

 

  レストランは4~11月、午前10時から午後4時まで開店。メンバーの平均年齢は70歳ながらも定休日はなく、交代制で1日2~3人が調理、接客に入ります。 メンバーらは「91歳の初子さんがあれだけ頑張っているのだから、私たちも頑張らないと」と意気込み、秋葉さんは「一緒に頑張れる仲間がいるから、続けられている」とメンバーに感謝します。

 グループは2016年度農山漁村女性・シニア活動表彰で、優秀賞・農林水産省経営局長賞(シニア起業・地域活性化部門)を受賞しました。

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