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出荷しない花をドライフラワーへ

2017.03.08

 福島市渡利の花木農家の阿部小織さんは今年から、つぼみが開いて出荷出来なくなった花木を活用し、ドライフラワーの販売を始めました。ドライフラワー作りは育児と両立しながら無理なく作業ができ、一定の需要もあります。現在はインターネット販売が中心ですが、今後、直売所への出荷も望んでいます。
 小織さんが花の加工に取り組み始めたのは昨年12月から。以前から、ロウバイの香りが好きで、アルコールで香りを抽出したフレグランス作りに挑戦し始めました。
 今年、当JAの「みらいろ女子会」設立イベントで、そのフレグランスを紹介。それが小織さんの花加工への意欲をさらにかきたてました。
 フレグランスは日持ちや好みの部分で難点があるため、加工方法をシリカゲルを用いたドライフラワーに変更。これまでに、家で生産するサクラやモモ、ウメなど約8種類の花を加工してきました。
 ドライフラワーは2月から販売を開始。ネイルアートや小物作りの素材として需要が高く、1~2日に1回の頻度で問い合わせも来ています。
 小織さんは「育児と両立できて、農家にいることを生かした自分にしかできない仕事を見つけたいと思った。花の世話が苦手な方にも手軽に花を楽しんでもらえたら」と話していました。
 小織さんは季節ごとの花を加工し、ドライフラワーの通年販売を目指しています。


 

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