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福岡と福島の果物で六次化商品作り みらいろ女子会で未来彩ジャム新商品

2018.11.07

 当JAのみらいろ女子会は、昨年7月に発災した九州北部豪雨の被災地である、福岡県朝倉地方の特産品の柚子を使った六次化商品づくりに取り組み始めました。福岡と福島の災害からの復旧・復興へのエールや、内外への活動のアピールが目的です。5日と6日には同女子会の会員などが福岡県を訪れ、柚子の収穫や地元住民らとの交流を行いました。企画した六次化商品は来年2月に全国販売する予定で、それまでの間、福島市内の企業と協力して試作会やパッケージ検討会を行い、商品づくりを進めていきます。
 昨年7月に同JAと福岡県のエフコープ生活協同組合が友好協力協定を結んだことがきっかけで、同女子会ではこれまで、豪雨被災地の朝倉市杷木や東峰村に2回訪れ、被災地の視察や応急仮設住宅の住民との交流を重ねてきました。女子会では開催する講座の中で福岡の果物を使用したり、視察参加者の寄せ書きを送ったりし、反対に仮設住宅の住民などはエフコープを通じて福島の特産品を購入するなど、福岡と福島の災害復興に向けた寄り添い活動が続いてきました。
 六次化商品づくりの話が持ち上がったのは今年の6月ごろ。福岡への視察研修に参加した会員から「福岡と福島の特産品を使った商品を企画することで、交流の証を作れないか」という声が上がりました。そこで、JAが地元の銀嶺食品(株)と六次化に関わる協力協定を結んだことで立ち上げた統一六次化ブランドの「未来彩-mirairo-」のジャムの新商品として、福岡と福島のコラボジャムを作ろうと考えました。
 ジャムで使用するのは、同じ時期に旬を迎える東峰村の柚子と福島市のりんごだ。会員からの聞き取りを元に、サイダーやお酒で割って楽しめるシロップ状とパンに塗って食べるジャム状の2本セットを作る予定です。今後、会議を重ねながら12月末までに具体的な規格や価格、販売計画などを定めていきます。
 6日には東峰村の畑で地元生産者やエフコープの組合員や職員などと一緒に柚子を約100㎏収穫し、当日中に銀嶺食品の加工場へ柚子を発送しました。
 参加した女子会員は「待ち望んでいたプロジェクトの一歩が始まった。商品が完成した時に、また福岡を訪れてお世話になった皆さんに報告したい」と話しました。
 同女子会では今回のジャムづくりに関わる会員を随時募集しています。試作会のみの部分的な参加も可能です。詳しくは同女子会事務局(JA企画部広報課)024―573―7121まで。

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