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工房「十割・さくら蕎麦」高橋さん 収穫始まる

2018.10.18

 福島市上名倉でソバの作付による耕作放棄地解消に取り組む高橋正幸さんは今年、作付面積を昨年の1.5倍の3haに拡大しました。収穫したソバの実はこれまで、自宅にある工房「十割・さくら蕎麦」で乾燥・製粉し、高橋さんが手打ちで生蕎麦に加工後、インターネットなどで販売してきました。今年は面積拡大や好天の影響で、昨年の約4倍の収穫量が見込めることから、JAが運営する「そば蔵」でも取り扱うことが決まりました。高橋さんは13日から収穫を始め、11月からソバの実の出荷や生蕎麦の販売を始めます。
 大規模なソバの作付に取り組んで3年目になる今年は、有機肥料と化成肥料をバランスよく施肥し、収量アップに取り組みました。おかげで、台風21号の影響を受けながらも良好な生育状況で収穫時期を迎えることが出来ました。
 16日には自宅近くの50aの畑で刈り取り作業を行い、約500㎏を収穫。高橋さんは「おかげさまでたくさん実らせることが出来た。福島県オリジナル品種『会津のかおり』の独特な香りと甘みを味わってほしい」と話しました。
 高橋さんはまた、昨年12月から今年の6月までの約半年をかけて、自宅の工房に併設する倉庫をリフォームして打ちたての蕎麦を味わえる飲食スペースを作りました。今年は、そのスペースでたくさんの方に自分が手打ちした蕎麦を味わってもらうことも楽しみにしています。

 

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