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安置専用施設開所 住宅事情変化に対応

2018.10.06

 JAふくしま未来の子会社の㈱ジェイエイ新ふくしまライフは5日、「JAホールやのめ」の遺体安置施設の開所式を行いました。同施設は県内JAで初めての、遺体保冷庫を設置した安置専用施設となります。住宅事情の変化に合わせた先行モデルとして、幅広い要望への対応や、他企業との差別化が期待されます。
 同社では現在、福島市と川俣町で4カ所の葬儀場を運営しています。そのうち、「JAホールやのめ」は安置所を備えた小規模葬対応の葬儀場として2014年に開所しました。
 同社での葬儀施行数の約2割で安置所を使用している状況であり、生活環境の変化や死亡者数の増加傾向から、同社では安置施設を増設する必要があると判断。今年4月から地主との協議を始め、6月から着工しました。
 開所式には関係者約60人が出席。菅野孝志組合長は「この施設がJA葬祭事業発展の拠点になることを願う」と述べ、同社の菅野嘉宏代表取締役社長が経緯などを説明しました。開所式後には内覧も行いました。
 同社催事部の大槻育男部長は「アパート住まいで自宅に御遺体が安置できないなどの場合にお手伝いが出来る。幅広い要望に対応したい」と話しました。

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