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よみがえれ里山の景観 清流くるみ会

2017.12.04

 福島市上山口地域の環境保全団体「清流くるみ会」は3日、毎年恒例の胡桃川の清掃を行いました。今年は、福島市の事業を活用してホタルの幼虫とカワニナも放流。来年の初夏にはホタルが舞う予定で、会員らは昔のような景観が戻ることを期待しています。
 同会は平成7年に設立しました。福島市の東部から阿武隈川へと流れ出る準用河川の胡桃川を蘇らせるための清掃活動や、川沿いの東屋建設による地域のコミュニティの場づくりなどを行っています。
 活動が認められ平成26年には環境省の地域環境保全功労者表彰を受賞。旧JA新ふくしまでは環境保全等活動団体にも認定しています。
 23回目となる今回の川清掃には、会員など30人が参加しました。今年は大雨の影響で、例年より川に流れ込んだゴミが多く、会員は下流域を中心に手分けしてそれらを拾い集めました。ゴミ拾いの後にはゲンジボタルの幼虫とエサとなるカワニナを放流しました。
 同会代表の鈴木武雄さんは「昔のようにホタルが幻想的に舞う里山に戻って欲しい」と話しました。

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