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加工用いちじく収穫最盛期

2016.09.09

 相馬郡新地町の特産品である加工用のいちじくの収穫が最盛期を迎えています。今年のいちじくは台風の影響で一部スレの被害が出ていますが、良好な出来となっていて、また、新しく定植した苗木の成木化や作付面積の拡大により、当JAそうま地区では昨年を上回る12万6,500㎏の出荷を見込んでいます。当JAのいちじくは10月末まで出荷が続き、県内と宮城県の市場に出回ります。
 減反政策として平成17年から作付を始め、現在1.5haの畑でいちじくを栽培している新地いちじく生産部会の菅野修会長。8日は、奥様の淑子さんと2人の作業員の方々と一緒に早朝から収穫したいちじくの袋詰め作業を行っていました。菅野会長はそうま地区のニラに続き、いちじくを1億円産業にしようと積極的に面積拡大や部会の会員増加に取り組んでいます。平成23年の東日本大震災による塩害で、収量が落ち込んだ時もありましたが、現在は徐々に回復してきました。今年は272本の苗木を新たに定植し、目標とする6,000㎏出荷を目指し、4日から毎日収穫を続けています。
 菅野会長は「10月末まで収穫を続けるために、ホルモン剤を導入して生育を調整している。出荷調整により価格を安定させていちじくを1億円産業にしたい」と強く意気込んでいました。

 


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