営農情報

No.17 降雹被害による農産物の管理

2017.06.19

No.17 降雹被害による農産物の管理

 

ふくしま未来 TAC情報 No.17

 

 

平成29年 6月 19日

JAふくしま未来 営農部

 

降雹被害による農作物の管理

                                                         

6月14日の降雹により、当管内の広範囲で農作物に被害が発生しました。被害があった作物については以下の対策をしましょう。

 

◎果樹

①葉、新梢、果実の被害が大きく、それらの損傷が激しい場合は、樹の負担を軽くする

ため損傷程度の重い果実を摘果する。着果量は果実や樹体の損傷程度を勘案し、総合

的に判断する。

②被害程度が軽い場合は、摘果を強く実施すると樹勢が強くなるので、被害程度の軽い

果実は適宜残し、樹勢をコントロールする。

③新梢が途中から折損した場合には、葉腋芽のあるところまで切り戻し腋芽の発芽を待

つ。新梢が被害を受けると徒長枝が発生しやすくなるのでこれらを適切に管理する。

④降ひょうにより枝葉や果実に傷がついており、病原菌が侵入しやすくなっているので、

被害の多少にかかわらず防除指針に従って速やかに薬剤散布を実施する。

⑤通樹勢回復のために追肥を行うと、樹が強勢となり樹勢のコントロールが困難になる

ので追肥は控える。しかし、新梢のほとんどが被害を受け落下したような場合には、

発芽を促すために追肥を行う。成熟期の果実が被害を受けた場合は、損傷程度により

区分し、適正に処理する。

 

◎野菜

①茎葉に被害を受けた場合、軟腐病などの細菌性病害や灰色かび病などが発生しやすいので早急に防除を行う。

②キュウリ、ピーマンなどの果菜類では、果実を早期に取り除いて着果負担を軽減し、

草勢の回復を図る。茎葉の被害が大きい場合は、全体の果実(幼果含む)を摘み取り新葉や側枝の発生を促す。

③草勢回復のため、速効性肥料の追肥や液肥の葉面散布を行う。

④被害程度が重く、出荷できる可能性が低い場合や、葉菜類等のように短期間で収穫可能なものは、他作物への転換やまき直しを行う。

 

◎花き

①被害程度が軽い場合でも、傷口から病害が感染することがあるため、防除指針に従い

薬剤散布を行う。

②被害程度が比較的軽いものについては、生育状況を見ながら葉面散布剤等で草勢の回

復を図る。

③生育回復が望めない株については、そのまま放置すると病害等の感染源になる場合も

あるため、速やかに処分し補植を行う。

 

営農部 農業振興課

〃  園 芸 課

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